


外国株(ETFを含む)のポートフォリオ作成に便利なツールってないかな…?「米国株式への投資をはじめたけれど、損益や資産構成の比率の変化を一目で分かるグラフ等で確認したいな…。」保有銘柄の一括管理を簡単におこなえるツールを教えて!
こういった疑問に答えます。
✅本記事の内容
Backtest Portfolio(バックテストポートフォリオ) の使い方







ポートフォリオ作成には、Portfolio Visualizer(ポートフォリオビジュアライザー)というサイトが便利です。今回は、同サイトのBacktest Portfolio(バックテストポートフォリオ)の使い方について解説していきます。
目次
【米国株投資家必見】BacktestPortfolio(バックテストポートフォリオ)の使い方
Portfolio Visualizer(ポートフォリオビジュアライザー)というサイトには、あらゆる機能が存在します。そのなかで最も簡単に使いこなせる機能がBacktest Portfolio(バックテストポートフォリオ)です。
英語サイトなので抵抗を覚える方も多いかもしれませんが一度使い方を覚えてしまえば、皆さんの資産形成に大いに役立つこと間違いなしです。
わかりやすく日本語での解説をしていきますので、これを機会に使い方を覚えて便利に活用していきましょう!
・はじめに
https://www.portfoliovisualizer.com/
➤Portfolio Visualizer(ポートフォリオビジュアライザー)
上記アドレスからサイトへアクセスします。
それぞれの違いは、画像の通りです。
今回は、左上の赤枠内の「Backtest Portfolio」を選択します。
・Backtest Portfolio(バックテストポートフォリオ)で何ができるの?
このツールを使用することで、誰でも簡単に「バックテスト」が行えます。
バックテストとは、過去のデータを用いて特定した期間内にどれだけのパフォーマンスを得られたのかをシュミレーションすることです。
さっそく、シュミレーションをしてみます。
こちらをご覧ください。
- なんちゃら太郎さんという有名ブロガーのポートフォリオ
- VOO(米国株式500社詰め合わせ)
- VIG(米国株式10年間連続増配株)



- なんちゃら太郎さんという有名ブロガーのポートフォリオ
➤364,179ドル - VOO(米国株式500社詰め合わせ)
➤425,714ドル - VIG(米国株式10年間連続増配株)
➤423,368ドル






➤リスクリターン
➤年別のパフォーマンス
➤資産の最大下落率
etc….
・操作画面の解説
①:期間月単位で計算が可能
②、③、⑤:任意の期間、数値を選択
⑥:定期的な調整(リバランス頻度や追加投資など)
定期的な調整
定額で積立を行う場合のシュミレーションは、「Contribute fixed amount」を選択。
画面が次のように切り替わります。
②:毎月の積立額を入力します
③:インフレを考慮するどうか
④:積立をする頻度を⑤~⑦の中から選択
リバランスを行う場合
リバランスとは各資産の比率を当初設定した比率に戻すことです。
株式70%、債券30%で運用していても、時価は日々変動していきます。時間の経過とともに比率は変わってしまうのでそれらを元に戻す行為をリバランスといいます。
⑥:詳細設定 5/25 ルールに基づいてリバランスを行う
・Absolute Deviation(偏差)初期値5%
・Relative Deviation(変動係数)初期値25%
上記2項目が表示されます。
基本的に設定値から5%以上のずれが生じた場合にリバランスを行います。しかし、元々10%の低い比率のものが5%以上ずれるまで調整をしないとなると振れ幅が大きくなりかねないので、比率の低いものに対しては25%以上ずれることがあればリバランスをします。要するに、10%なら7.5以下~12.5%以上ずれたらリバランスをする
少しややこしので、分からなければ②~⑤で選択すればOKです。
配当金や分配金を考慮したい場合
受け取った配当金を再投資したい場合、YESを選択すればOKです。
お疲れ様です!
以上で基本事項の設定は終了です。慣れれば1、2分で設定を終えられます。
お楽しみの銘柄選択です。既に保有中の銘柄、これから購入を考えてる銘柄を入力していきましょう。
ポートフォリオの入力
上記は冒頭で紹介したポートフォリオです。
あの有名なブロガーで有名な投資家のポートフォリオだって簡単に再現ができてしまいます。
「この銘柄とあの銘柄が気になるな・・・!」「優良ETFと比べてみよう!」
Portfolio Visualizerであればそれが叶います。
・バックテスト結果画面の専門用語
解説の必要な項目だけ抜粋します。
具体的な用語の解説に関しては、東大バフェット氏のブログにて詳しく紹介されています。(おすすめのブログ)
✅こちらでは、特徴や数値がどうなると良いのかを簡単に紹介します。
③CAGR:年平均成長率
➤数字が大きい方が望ましい。
④TWRR:時間加重収益率
➤キャッシュフロー(入金)を無視したリターンとして使われる。運用機関の運用能力を評価するのに適している。
⑤MWRR:金額加重収益率
➤あるファンドがどれだけ効率的に資金を運用できたかを示す指標の1つ。
⑥Stdev:標準偏差
➤数値が小さい方が安定したリターンが得られる。
⑦Max Drawdown:最大下落率
➤数値が小さい方が望ましい。
⑧Sharpratio(シャープレシオ)
➤数値が大きい方が投資効果が良い。
⑨Sortiono Ratio
➤この数値が大きい方が下落局面に強い。
⑩US Mkt Correlation:相関係数
➤株式市場との相関係数(0 – 1)1に近いほど株に近い動き。市場との値動きを連動させたくない場合、小さい方が良い。
・まとめ
米国投資をはじめるきっかけは、
- 著名人の本
- 有名ブロガーおすすめの銘柄
- 日本だけでは不安だから世界の名の知れた企業に投資したい
ぱっと思いつくのはこれらでしょうか。
なかでも特に注意が必要なのは有名ブロガーの紹介する銘柄です。
「有名ブロガーが紹介しているから安心!」このような考えだけでその銘柄を購入したのであれば、要注意です。
有名なブロガーだから利益を出していると錯覚しがちですが今回紹介したバックテストツールなどを使用すれば結果は一目瞭然です。
有名なブロガーであっても市場平均を上回ることができない投資家が多いです。
せっかく、たどり着いた米国株への投資…。
数ある投資法の中から「米国株」に辿り着けた時点でもう一般とは結果が明らかに違う「勝ち組」だと思うんですよね。でもその先にはやらない方がいい投資法や選んじゃいけないETFを知るっていう試練がまだ残ってて、ハンターの称号を獲得しただけでは終わらない裏ハンター試験みたいな物だと思ってる pic.twitter.com/RoUZiwbZdq
— 全力米国株 (@komcdspxl) October 3, 2020
この方の言う通りですね!
せっかくはじめた、興味を持った米国株への投資です。
「悪いものは避け、良いものを取り入れる」効率の良い資産形成をしていきましょう!
「何からすればいいかわからない」
「どんな商品を選べば良いのか・・・」
大丈夫です。佐々木に相談して下さい!
私のサイトに繰り返し来てくださるアナタを佐々木は、全力でサポートします!
資産運用で生活費を稼ぐ僕が今思うこと。
行員になるまでは、とりあえず貯金しておけば安心。
運用は怖いものだと思っていました。
運用をはじめるにも、何からしていいかわからない。
でも、実際に始めてみたら簡単だった。
情報を収集するのに時間はかかりましたが、
僕のブログでは、簡単にそれらを紹介するので安心してはじめることができます!